なぜ、船員を辞める人が多いのか辞める理由を聞いてみたら船内での人間関係が一番重要だった。

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船員を辞める人が多い理由

船員は高収入で、陸上からも最近は転職して船員になる人が増えてきてますが、

その一方で辞めていく人も結構いるんですよね。海員学校を卒業した新卒者も次々に辞めたりして
そういった理由もあり最近は深刻な船員不足に悩んでいる海運業界なんですが、

なぜ、高収入でありながら船員を辞めたい・辞めてよかったと言う人たちがいるのか、

僕も船員に転職して結構経つんですけど転職した頃は何度も辞めようと思ってました、
その理由も書いていこうと思います。

1 船員を辞めたい理由NO1 人間関係

人間関係って多分どんな仕事をしててもコレが原因で仕事を辞めざるを得なかった、
と言うことがあると思うんですけど
船員の仕事も人間関係が上手くいかなくて辞める人が一番多い理由です。

 

その人間関係で辞める年代で多いのが新卒者なんですよね。
僕の経験でいうと、新入社員がいつだったか5~6人入社してきたんですけど始めての休暇で一人辞め、
次の休暇で二人辞め、最終的に残った新卒者悲しいことに2人になりました。

 

では、なぜ若手船員が辞めていくのか、詳しく話していこうと思います。

2 コミュニケーションが取りづらい

船員は人手不足の背景からか、普通では引退をしてるような人たちも船員として現役で働いています。
船内には20代から60代(時々70代)船員が乗っていて内航船の場合は多くても20名くらいしか乗っていません。

その、大半が年配者が多く新卒者や若手が少ない状況なので

 

若手と話が合わなすぎたり、話を合わせたりするのが億劫になったりします。
しかも、狭い船内でどんなに嫌いな上司や同僚とも昼夜毎日顔を合わせなければいけないわけで
これがずっと続くとかなりのストレスにもなります。

 

早い時間に休めるときなどは船内で宴会が始まったりするんですけど、(参加しなくてもいい)
酒の席に誘われていくと、いつの間にか説教が始まったりするとこもあるんです。

 

そんな飲み会が重なるとホントに気が滅入りますよね、

 

船員が話す内容は大抵が「酒」「女」「ギャンブル」の話ばかりで陸上の会社から転職してきた人なんかは
そんな船員たちの振る舞いに陸上とのギャップを感じるかもしれません。

 

今までと働く環境が違い接し方が分らずに他の船員から距離を置かれてしまい
船内で孤立して自分の居場所がなくなってしまうという状況に追い込まれていきます。

 

そういったことが原因でこの船辞めたいになり、
船会社を移籍して新たな職場で頑張ろうと思っても
どの会社も似たような物だったことからこの船辞めたいから船員辞めたいと思うようなる

と言うことが、

船員は合ってないとか、船員を辞めたいの1つの理由になるとおもいます。

3 船内での上下関係が体育会系以上にキビシイと思う

船員の上下関係はキビシイ。

船長が右といえば右。

例えば、

ものすごい時化に見舞われてどの船も避難してるのに
船長が出航するというとどんな状況でもスタンバイしないといけない。反論は許されない。

そして、

上司からの叱責や暴言、いじめだろうというようなシゴキ。
若手だからと仕事を押しつけられる。
停泊時の飲み会。 からの何時間もの説教

 

一番多いのが上司によって教え方が違うこと。
教えて貰った通りに仕事をこなしていたとしても、上司が替わるとやり方が違うと
怒られ、また振り出しにもどる。

どんなに理不尽でも先輩だから、上司だから従わないといけない。

上司に意見しようものなら次からの上司の対応が変るので
グッと我慢するしか方法はない。

船で居場所がなくなるよりはマシだし3ヶ月我慢すれば1ヶ月休みだから
それまでの我慢と思って日々あたえられた仕事をこなしていくけど、
休暇になりまた、あの地獄の日々に舞い戻るのかと思うと、

プツッとそれまでの緊張感がきれてもう辞めようかなとなってくるんですよね。

4 いつ下船になるかわからない

船員の人間関係や荷役作業の過密スケジュールなどの過酷な労働時間から船員を
辞める人が多く最近はニュースでも取り上げられてます。

航海士、機関士、司厨士ともに船員の数が足りてない・・・

ということは、自分の仕事の交代者がいないということなんです。

交代者が見つかるまで、我慢して乗船してる人がほとんどで
乗船期間が長い人で僕の知ってる限り、9ヶ月乗船してる人がいました。

僕には考えられないんですが、最近はほんとに長期乗船が多くなっています。
役職が上になるにつれ仕事の責任も大きくなるので特に1航士や船長などはかなり長く乗船したりしています。

僕の部署は幸いにも人数も足りていて規定通り休暇出来てますが長期乗船を想像しただけで
イヤになってきます。

もし、船内の雰囲気や人間関係がうまくいってる船であればまだ救いもあるんですが
人間関係や雰囲気が最悪だったらと考えただけでゾッとしますね。

5 船員を辞める前に

このページを読んでいると言うことは、辞めようか迷ってる人が多いと思います。
迷ってる場合は、もう少し考え方をかえてがんばってみてもいいのかな?とおもいます。

なぜなら、折角船員になったのに船員の全てをわからずして辞めて後悔するよりもやりきって
辞める方が後悔しなくてすむかもしれない。

船員の辞める理由は人間関係が原因と書いてきましたが、人間関係に関しては合う合わない別として
仕事上の関係性は変るものです。

相手に認められれば今まで冷たかった人が急に対等に話をしてくれだしたなんてことも
結構あります。

今のベテラン船員は昭和のど根性魂で育ってきた人たちなので言葉はきついしパワハラをパワハラと
思ってない事が多いです。

それは、自分たちがそうやって育ってきたからそうやってしか仕事を教えられないと思います。
(ホントはベテラン船員が率先していい雰囲気をつくるのがいいとおもうんですけどね)
でも、
一度認めて貰うと、結構はなしやすくもなってきます。

船員さんたちは根は優しい人が多いけどブッキラボウで感情表現が苦手な人たちが多い気がします。

僕も最初、転職したばかりの時はかなり怒られました。
「今はお試し期間で乗ってて、俺がダメと判断したらスグ船下ろすからな」とか毎日言われてました。
最初は、面食らってやっぱり僕には船員はむいてないんじゃないか?と毎日思ってたんですけど

仕事が少しずつわかるようになると、今までなら「お前、クビ」とか言われたりしてたのが
「あと1週間で俺、休暇になるからな」という感じに変っていきました。

言葉足らずだと思うんですけど、言われることが変っただけで嬉しくなったりしたものでした。
最初はかなりキツかったけど、慣れてくると皆の対応も変ってきて船内生活も余裕がでてきて
空き時間に好きなことをやる余裕もできてきました。

 

僕が思うにベテラン船員さんたちは、別に辞めてほしくて言ってるわけではなくてタダタダ
不器用な人が多いんじゃないかなと思います。

だから、まずは船員はそういうものだと思って接するのがいいと思います。

 

5 他の船員との相性

自分では頑張ってるつもりでも周りが認めてくれない事ってあると思います。
仕事は集中してミスなくやれてるのに船員との人間関係がうまくいかない、ただその船とは相性が
悪かったということもありますし、新しい職場を探すのもアリだと思います。

 

船内では、船員同士の相性がいいか、悪いかで精神面的なストレスになることがおおいと思います。
例えば、狭い船内で何ヶ月間も生活しているので合う人合わない人いるんですが
気が合わない上司と一緒になり仕事中でもプライベートでも理不尽に怒られたり、休暇中でも次の乗船で嫌いな上司と
一緒じゃないか気になったりしてストレスになります。

 

これが続けばほんとにイヤになります。
会社に言って、配慮してくれたりもしますが、交代の船員が少ないときは出来ない場合もあります

どんなにがんばっても改善されないときは思い切って会社を変えることがオススメです。

今は、ドコも船員不足なので船員は引く手あまたです。
船の求人もかなりありますから探してみてもいいかもですね。

6 船会社を辞め方

最近、会社を辞めるときはどうすればいいのか?という相談をうけました。

なので、是非参考にして貰えたらとおもいます。

船会社を移籍するときも船を降りる場合も辞め方は陸上と同じでいいと思います。
僕は、3回船会社を移籍してるのですが

基本的に休暇中に会社に連絡して退職を伝えるだけです。

陸上となんにも変らないと思います、保険証を返して辞表をだして3年から5年つとめたら
退職金をうけとって終わりですね。

でも、1つ気をつけないと行けないのが乗船中に退職する場合なんですが
乗船中に船を退職したら、自己都合での下船になるので交通費がでません。
なので、家から遠いとこで下船すると飛行機代やら電車代が大変なことにもなりますので注意して下さいね。

あと、

こんなこともありました。

新入社員の若者が、長期乗船に耐えれなくなり仮リバース中に船を脱走して帰ってこなくなりました・・・
部屋を見に行くと荷物はない。ということも時々あります、

もし、船内で見つからないとか帰ってこないとかなると船員はまず、海中転落を疑います。船内をくまなく探し安否確認ができるまで出向出来ませんし、予定も狂うのでどうかスグにでも辞めたくても脱走だけはやめてくださいね。

まとめ

船内での生活を充実させるには人間関係が一番大切です。
人間関係さえ良かったら船員は安泰だと言ってもいいくらい船員同士の関係性が重要です。

ベテラン船員とのコミュニケーションが取れない原因は自分と上司どちらにも原因があるとおもいます。

上司にもコミュニケーションが苦手な人とそうでない人がいて最近のベテラン船員は50代~60代の人が多いこともあり
世代が違いすぎてコミュニケーションが取りづらいこともあるかと思いますが、
上司の話を理解し何をしたら喜んでくれるのか?を考えて相手が話しやすい環境を作るような
工夫をすることが大切だと思います。

逆に若手船員は、上司の側に経って考えてみることが一番上司を理解できるのではないかなと思います。
自分が上司ならどうゆう風に動けば助かるか客観的に考えてみると今まで、気づかなかったことが
見えてくるかもしれません。

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