皆さんは、しっていましたか?
船員の事故率の高さを?
海の上での仕事は危険が結構あります。
よくテレビに出てくるいわゆる船乗りは、大体豪華客船とか何万トンもある船で優雅にパイプでも吹かしながらの船乗りのイメージがあるかもしれません。
僕も、転職する前はパイロットみたいなカッコいい制服を着てるんだろうと思っていました。
でも、実際は1日中作業服ですごしタンクの洗浄なんかで作業服はすぐ汚れる油くさくなる。
というような作業ばかりです。
で、今回なぜこういった記事を書こうかと思ったのは
この前、仮バースしてたときに隣の船の船員が海中転落したという話を聞きました。
船員という職業は事故率が高いのですが一番多い事故が船員の海中転落によるものです。
いまから船員に転職を目指す人たちにぜひ知ってもらいたいと思います。
事前に知っておいたら、安全策も講じやすいと思います。
待っている家族のためにも是非知っといて下さい。
1 仮バースで酒に酔っての海中転落
内航船タンカーでは月に数回岸壁につけて休める仮バースがあります。仮バースでの自由時間は基本的に人それぞれ好きなことをしています、
映画行ったり観光行ったりなんですが、夜になると繁華街で飲む人たちも多いです。大体は夕方くらいに連絡があり飯食いに行くっそいを受けたりしてみんなで飲みにいったりするんですが中には一人で酔っ払うまで(へべれけ状態)のむひともいてそういった人が、タクシーをおりたあと船にあがれずに海に転落することが多々あります。
一応、海中転落した場合に備えて救命具を使えるように用意してるんですが多分、泥酔してるとそんな余裕も無くなるんじゃないかなと思います。想像でしかはなせませんが。。。
こういった事故が多いので船内でも一人行動は慎むように言われてますしなるべくなら数人で行動するべきだと思います。
海中転落は作業中にも起こりえます。シケで船が揺れているときなどは足をすべらせたりしてそのまま海に転落することもあるのでなるべくならでないほうがいいです。
もし、一人で出るときは誰かに伝えて行くのがベストです。
(対策)
- 泥酔するまで酒を飲まない。
- 飲みに出かけるときは数人で
- 外に出ることを伝える
作業中の事故
よく、新入社員には上司から必ず言われることがあります。
僕も言われました。それは、絶対ケガだけはするな!!
船員の仕事は常に危険を伴っています。
ロープをだすときも絶対ひとりではやらない!!
船員になって分ってきだしたらなれてるからとか、寝てる人をワザワザ起こすのも悪いとかで気を遣って深夜に明日の着桟するときのロープを出す人がいますが絶対やめましょう。
係船ロープは意外に重く太いため前日に使ったロープが絡まってしまっていることが多々ありそのまま、自分ごと体を持って行かれたりするんですよね。
ロープを放せばいいじゃんと思うかもしれませんが、あっという間のできごとなんではなす余裕もないです。
時々、船舶の事故事例でロープの巻き込みで重大事故を起こしたという事例が挙がってきます。
そういった作業に就くときは徹底して危険箇所の確認をすることが重要です。
(対策)
- 簡単な作業でもする前に誰かに伝える
- ロープは一人で出さない
作業をするのに気を遣わなくていいので自分の安全を守るためにも必ず誰かに伝える事が重要だと思います。
一人でやると危険箇所の見落としに繋がり、事故をするとかえって気を遣わせる羽目にもなりますよね。絶対にやめてくださいね。
まとめ
船員になりたての頃は上司に結構怒られたりします。
でも、自分たちが経験した危険作業を知っているからこそだと思います。
最初はドンドン怒られた方がいいとおもいます。
そうしていくうちに慣れていきます。よく海の男は厳しくて荒いとイメージがあると思うんですが何故なら毎日危険と隣り合わせで、1歩間違えれば簡単に命を落とす危険な仕事だからだと思います。
こんなことを記事にするのは迷いましたが、船員になるには絶対知らないといけないことだとおもいます。
だって、事故を起こして悲しむのは自分一人ではないのですから。
待ってる家族がいて毎回元気に帰るということが一番重要なんだと思います。
コメント