船員に転職して初めての時、多分会社から持って行く物を電話で言われると思うのですが
会社は、ほぼ仕事で使う物しか言ってくれないかもしてません。。。
もし、初乗船してアレ持ってくれば良かったなんて事があっても、取りに戻れません。。。
ということで、
今回現役船員が教える持ってくるといいんじゃないかなと思う物をユルーく紹介していきます。
1 絶対に忘れてはいけない物
1 船員手帳
船員に転職して初めての乗船日、多分緊張がとまらないとおもいます。ホントに船員としてやっていけるのか?船の人間関係うまくやれるかな?とか考えることがイッパイで持ち物リストをつくってたとしても、なんかわすれてるということもありますよね。
僕なんか、かなり忘れるほうなんで毎回仮バースなんかで私物を買い物に行けるときに必要なものを買いそろえたりするんですが、なんかお金の無駄遣いだなと思ったりして反省したりしてます・・・
でも、
毎回、乗船時に絶対忘れてはいけない物があります。
これを忘れると乗船できません。
それが、船員手帳です。
船員手帳とは一体何なのかなんですが、
一言でいえば船員の身分証明書です。今までの自分の船での職歴や健康状態が記載されている船員法に沿って発給されるいわば、船員の健康証明書です。
船員になると、毎年1回必ず健康診断をしてお医者さんの乗船許可を貰わないといけません。
なので、これがないと乗船が出来ないし雇用雇い入れが出来ません。
で、
この船員手帳忘れると結構怒られます。
2 印鑑、海技免状・その他免状
海技免状や司厨長に必要な船舶料理士免許も船員手帳とセットでもっていきます。
これは、雇い入れに際して必ず必要になるので忘れたらダメですよ。
あとは、印鑑これも乗船すると雇い入れするときに使います、から
乗船したら必ず船長に船員手帳と印鑑と自分の海技免状はセットで預けて下さいね。
この、3点セットだけは必ず何があっても忘れてはいけません。
絶対いります。
2 仕事で持って行くといい物リスト
- ノートパソコン
- 作業服・作業靴
- サングラス
- タオル
- 酔い止めなどの薬や湿布類
- メモ帳
- 小型船舶の免許
- 帽子(キャップ)
- 防寒具
自分で準備するものはこれくらいですかね?
順に解説していきます。
1 ノートパソコン
転職してスグの船員は別になくても困る事は無いのですが作業効率のためには持ってきた方がオススメです。
船によっては時間外記録簿(タイムカード)を書かなくてはならないのですが、コレが毎日実働時間や、休憩時間を毎日記入しないといけません。
これ、地味にメンドクサイです。船によっては全員分を職員が作るとこもあったりしまっすが大体自分で時間外記録簿を作成してます。
なので、PCがあると管理もしやすいかなと思いますよ。
しかも、暇なときや趣味にも娯楽にもなりえるし。
2 作業服・作業靴
内航タンカーの船員の仕事は船のメンテナンスが多分一番多いんじゃないかなと・・・
ペンキ塗りやらなんやら、荷役作業時以外でもデッキでのサビ打なんかもやらないと行けません。
なんで、
荷役時の作業服(会社から支給)とは別に自前の作業服も持ってた方がいいです。
ワークマンなんかに全部揃ってますんで行ってみて下さい。
司厨長はデッキに出てペン塗りやサビ打はあまりしないしないですけど調理するときの服は持っていてもいいと思います。
司厨長の作業時の格好は大体皆さん、荷役時の作業服のズボンにTシャツが多いかもしれませんが仲には、白衣のズボンにTシャツスタイルのかたも結構います。
3 サングラス
航海中はまぶしいのでサングラスがあると便利だし、荷役中もタンカー船がいく製油所内はゴーグルや保護めがねを着けることが決まっていて保護めがねやゴーグルの代わりにサングラスをしてる人も結構います。
4 酔い止めの薬や湿布
船酔いしないなら問題ないのですが、初めての船員生活だと思うのでまず船酔いはホントにキツいです。
僕は未だに船酔いするし慣れてませんが。。。なので、酔い止めは持ってきてもいいと思います。
船には酔い止め置いて無いと思いますので。
あとは、
肩こりやらの湿布やビタミン剤なんかもあったらいいかもしれないです。
船にも一応湿布薬なんかも常備されてるんですけど自分に合った物のほうが安心できますよ。
仕事で使う物は基本的に会社支給の物で間に合うと思いますが慣れてくると自分に合った物を揃えて持って行く方がいいかなともおもいます。
どうしても、会社支給のものは他人が使ってたりするし気を遣いますからね。
2 プライベートであったらいい物リスト
- PC
- 私服
- 娯楽
1 パソコン・スマホ
もう、これがあると便利です。といってもただ暇つぶしならスマホ1つで事足りるンですが休暇中に映画やみたい物をダウンロードして保存していけるし、
何でも出来る便利です。
でもスマホだけでも余裕です。
2 私服
私服なんですが、別に何でもいいですが仮バースなどで休みがある船なら街で遊ぶ機会もありますし、船員みんなで食事会に行くこともあるので、なんか持っていた方がいいと思います。
ちなみに、僕はこの前春過ぎくらいに乗船して12月も入るくらいに下船しました。
その時、私服はTシャツとジーンズだけしか持ってきておらず寒くなったにもかかわらず寒さに震えながら新潟を観光してきました。
又あるときは、沖縄航路で11月くらいだったのですが沖縄は常夏だから寒くないだろうと勝手に思い込みガクブルしながらあそんでました。。。
なので、みなさん、季節の変わり目が乗下船とかぶるなら是非羽織る物の1つくらいは持ってきた方がいいと思います。
北海道航路の時にも、11月なのにシャツ一枚しかもっておらず休暇中に旅行する予約の電話を震えながらしてたときもあります。
旅館の人はさぞかし、変な人と思ったことでしょう・・・。
3 娯楽
時々、荷役予定が空いたり目的地に早い時間着いたりして沖で停泊になったり
航海時間が長かったりすると空き時間暇なときがあります。
そのときに暇な時間を使い趣味を楽しむのもいいとおもいます。
最近はゲーム機材もポータブルな物がおおくて船にも持ってきてる船員もいます。
任天堂DSをテレビにつないで動物の森をひたすらしてる人やスマホゲームをやってる人なんか結構いるんじゃないかと思います。
離島に行くときは、ほぼ圏外になるので通信環境がない場合でもできるようにした方がいいと思います。
離島に行くときは圏外はモチロンテレビさえも見られないときもあります。
そんなとき、娯楽をなにも持っていなかったら食べて寝るだけでそれしかないんです。
海を眺めるとか景色を楽しむとかあることはあるんですが、絶対飽きてきます。
なので、娯楽は持ってきた方がいいと思います。
3 乗船時はアイサツもかねてお土産を持参する
初乗船の時もなんですが、毎回乗船の時は必ずお土産を持って行くといいでしょう。
船員は出身地もバラバラでみんな、乗船時に地元の銘菓なんかを持ってきてくれます。これが1つのたのしみでもあるんで、初乗船の時は地元の銘菓でもお土産として振る舞ってくれるとみんなうれしいです。
たまに、お土産持ってこない船員がいると文句言われたりもするんで是非お土産持参して下さい。会話の取っかかりにもなりますしね。
お土産なんてメンドクサイしお金かかるし、船員の昔からある風習みたいなもので無くしてもかまわないかもしれませんが、コミュニケーションを取る上での材料にもなってると思うんで僕はこの風習はいいとおもいます。
お金はかかるけど。。。
でも、
転職して初めて船員になる方はどういった形でも最初が肝心なんで是非やっていただきたいです。
まとめ
今回は、初めての乗船時に持って行くと困らない物をリストアップして書いていきましたがまだ、イロイロあるとおもいますし、これはほんの一例に過ぎませんが、
実際に乗船すると分ってくると思います。
もし、分らない事があると会社に電話してきいてみてもいいとおもいます。
いかがでしたか?
この記事を読んで参考になったらうれしいです。
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