1 乗船前に私物は買って置いた方がいいかも
陸上でコックとして勤務していたときは当たり前に何でも使えたり、出来たりまたは、何か小腹がすくと近くのコンビニまでダッシュとか普通にやってたし、それが当たり前の日常で生活に困ることはありませんでした。
もし、なにか買い忘れたときだって「明日買いに行こう」と、今回は諦めたりもできましが船員の生活に関してはその陸上でしていた生活が全くできず、戸惑いの連続だったのを覚えています。
買い物をして買い忘れたものがあった場合、諦めるか次の仮バースまで我慢するしかありません。
なぜなら、船員は一度出航してしまうと次、いつ陸上にあがれるか分らないからです。
だから、船員は仮バースで休みになるとき大量に買い物をします。
タバコを3カートンとか、ビール1ケース ウィスキーの業務用ボトルとか、生活必需品とか夜食とかお菓子もですね。
お菓子とか食べものお酒なんかは次の仮バースまでいつかは分らないけど買うことが出来る日まで我慢すればいいだけなんですが、船内生活を快適にするうえでは無くては困る物なんですよね。
だって、いつもと同じ生活が出来なくなると結構ストレスにもなる物だと思うからです。
ましては、狭い船内で3ヶ月勤務をしいられる船員なら余計なストレスは増やさないようにしたいものですからね。
ということで、今回は乗船時に持って行くと快適に過ごせるアイテムを紹介していこうと思います。
1 自分の居住スペースを快適にする物
長い船内生活をする上で重要なことは、自分の家と同じ、若しくは自宅に近い生活をすることが一番いい環境だと思います。
長期出張でホテルに仮住まいするときのイメージです。
でも、1つ付け加えるならホテル
に仮住まいの過酷版ということですね。。。
船は揺れるので、ナギの時はいいですけどシケの時はね。。。
寝れない。。。揺れる。。。部屋の物倒れるとか。。。
話は戻りますが、船内で唯一の自分のプライベート空間が何もない部屋だとゆっくり落ち着いたり安らいだりもできませんよね。
陸上なら会社から帰ると自分時間ですが船員の生活は基本3ヶ月間は仕事モードなんで自分の部屋くらいは落ち着きたいものです。
僕が必ず乗船時に持って行く物はWIFIルーター、PC,MY枕、本です。
PCがあれば暇つぶしも出来ますし、圏外区域を航海するのであればあらかじめPCに映画や音楽をダウンロードして暇なときや休憩時間に楽しむことができます。
他の船員に持ち物を聞いてみると抱き枕やゲーム機材を持ってきてる船員もいるし、ベテラン船員の方の中にはゴザを持ってきていてベッドに弾いてる人もいます。
あっ、ちなみに僕は、乗船前にプラモデルを買って船にもちこんでました、シケの時に揺れる船内で作ってたのもアリ船酔いしてしまいそれ以来プラモデルは作ってないです。
そういうのをもってくるのは止めました。。。
基本的には生活できるものはほとんど揃っていますが、自分の趣味やあった物は各自揃えるようになってます。
最近はネット通販のアマゾンとか楽天を利用して製油所などに配送して貰えたりもしますので船内生活も便利になってます。
なにか、買い忘れや忘れ物などもアマゾンや楽天を利用すると便利ですよね。
乗船持ち込みアイテム例
- PC
- ルーター
- 本
- 枕、抱き枕
- ゲーム

下関仮バース時
2 お土産は船員のコミュニケーション手段
乗船するときのお土産です。
これからお世話になる船員に挨拶もかねて持って行く事を是非お勧めします。
と言うものの、船員は食べることが楽しみといっても過言ではありません。
長い船内生活のなかで趣味以外の楽しみそれは、食べることです。
だから、船員はみんな乗船前は必ず地元の銘菓やお菓子を振る舞うのです。船員は色んな地方出身者が多く色んな地方の銘菓を食べられるのも1つの楽しみになってますし、船員たちに振る舞うことで話のネタにもなりコミュニケーションもとれるので、是非お土産は忘れずに持って行きましょう。
3 私服は必ず持って行こう
月に何回か仮バース(荷役の予定が無く船を係留して陸上に上がれる)があり各自好きなことをストレス発散出来るタイミングがあると思います。
その時、折角の外出なのに作業服しか持っていなかったら様になりませんよね。僕は結構あります。
乗船自に着た洋服しか持っていなくて、乗船中に季節が変り洋服が衣替えになってしまうということが。。。
たとえば、夏に乗船して寒くなったときにやっと仮バースが出来たときとか街に繰り出そうと思っても着ていく洋服がないとかですね。
この前も夏前に乗船して11月に帰ってきましたが、僕の格好は夏仕様。。。
他の船員たちからは「もう、冬なのにお前だけ夏だな」とからかわれてました笑。
確かに空港では、僕一人夏の格好をしていたためかなり目立ったんではないでしょうか。。。
だから、洋服は次の休暇の時期を予測して衣替えの洋服も一緒にもっていくことをオススメします。
最後に一言
いかがでしたか?
船内生活という特殊な環境では自宅と同じ風には出来ないかもしれませんが、そんな船内の特殊な環境のなかでも自分が落ち着く空間を作ることが大切だと思います。
船内で3ヶ月生活することになるので、自分なりの生活環境を整えていくことが長い船員生活を長く続けていける秘訣だと思います。
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